4月某日、早朝から千歳の某所で野鳥撮影をしていましたが、朝10時頃、陽も昇り落ち着いてきた頃に、ふとお肉が食べたくなってきました。
そこで訪れたのがここ、清水ドライブイン。今は「展望レストランとかち亭」という名前です。
ここでいつも頼むのは、「ミニコラボ丼」です。
「ミニ」と言いつつ、それぞれ左右にご飯1膳分以上の飯が盛られており、ミニとは一体何だったのか国語辞典にマーカーを引いて小一時間問い詰めたいところです。
牛玉丼は、ふわふわの玉子の上に、甘じょっぱい味噌ベースのタレにで味付けされた十勝若牛を使用したカットステーキがのせえられており、見た目も物理もボリューム満点です。
当たり前ですが、スーパーで売っている成型肉のサイコロステーキとは格が違いますね。あれはあれでおいしいですが、こちらは肉of肉。王様です。噛めば赤身肉の肉〃しい弾力とタレの味がボディブローをかましてきます。
一方隣の牛トロ丼、ほかほかのご飯にのった十勝若牛の牛トロはまるで、マグロのトロフレークなのではというほどの脂の輝きがあります。牛脂の放つそれは、魚類のモノとは別の動物性のうまみと甘みを兼ね備えた全くの別物でした。
それがあつあつのご飯の温かみによって溶け出し、ごはんを適度にほろほろと崩れさせます。口に含むと、炭水化物のうまみと牛肉のうまみが一挙に押し寄せつつも、ネギと海苔が口の中をさっぱりとさせ、最後まで変わらぬペースのまま食べきってしまいました。
この2つが1つのセットになっているメニューはずるいですね、今回は寒いので車で訪れましたが、バイクで来たときにも是非食べたい逸品です。
ちなみに十勝若牛とは、生後14ヶ月の肥育期間である肉牛のことで、「赤身肉の旨味」と「脂肪が少ない」ことが特徴のようで、過去には新ご当地グルメグランプリ殿堂入りや、牛肉サミット2012でも優勝経験があるそうです。(店内ポップより)
とかち亭は日勝峠の十勝側下りの左手にあり、駐車スペースからは十勝平野を一望できます。峠越えをした際には、是非ご賞味ください。
なお、千歳の撮影地からここまで往復250キロあります。