道東取材(という名のただの)旅行5日目、ぐずついていた天気も晴れ、今日からは英人丸さんが運行する小型船でのヒグマウォッチングに参加しました。
先日参加した船よりも奥地、知床岬側に回り込むコースを行く、撮影ツアーです。
装備はNikkor z 800 + Nikon Z9の一本縛り、レンジ計算はしてきたもののうまくファインダーに収められるかドキドキでしたが、これも経験ということでいざ乗船となりました。
先日の早朝便とは異なり、陽光照る朝便(9時ごろ発)。ドラマチックな写りはなかなか難しいですが十分な光量で、パキッとしたダイナミックな写りが期待できます。
15分ほど船が走ったところで停船、左手の岩場にはのっそのっそと歩くそれが、はっきりと視界に入りました。
推定70mほど離れていてこの迫力、驚きです。この距離を離れてなお伝わる迫力、緊張感は息をのむ物があります。それにしてもすごい爪。こんなのでひと撫でされたらとおもうと、恐ろしいですね。
遠目に見える姿はかわいらしいこともありますが、時よりちらりと口元に見える牙を見ると、森の中で出くわしてはいけない動物であることが改めて思い出されます。
船はまた少し進み、ペキン川の河口付近(と思われる場所)に近づきました。場所はこのへん。
川の中をじっと見つめる羆、鮭いるんでしょうか。
ふと河口側に視線を向ける。
ガバッと水の中へ顔を入れる・・・も獲れなかった模様
あの巨躯がものすごい速度で走る走る。あいかわらず船の上から見ているのに、恐ろしい迫力です。水の中もあの速度で動けるのかと。水しぶきを見て貰うとより迫力が伝わると思います。
なお、結局獲れなかった模様です。ちょっとしょぼくれた表情にも見えなくもありません。
結構怖いので、目線を合わせないでほしい。じっと見てくる羆は思ったよりも怖いです。いやほんとに。
空腹なのか、また獲物を探してこんどは海を進み出す羆。
ザブッと一発、顔をつっこむ。海水染みないんですかね。
お願いだから定期的にこちらの位置をチェックしないでほしい。
海の中を、思ったよりも速い速度で悠々と進む羆の力強さを改めて感じました。
少し船のヘリがかかってて、左端が白くなってますが・・・それがなければこれがベストだったかなと思っています。あなたそんな深いところも泳げるんですね。
船からでもこの迫力です。これはハマりますね、何度でも乗りたくなります。
残念ながら知床岬をまわったところで海のうねりが増し、舳先に乗っていた自分はうねりごとに掴まっている右手以外の身体が完全に浮くほどの状況となり、羅臼側に引き返すこととなり、この日の撮影は終了となりました。
ルシャ側も見たかった!でも満足!これは間違いなくリピーターになり、毎夏秋ごとに万札を溶かすこととなりそうです。
つづく。